意外と知らないダックスフンドを交配するときに気を付けること

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交配を何度も経験し慣れている人であれば問題ありませんが、意外と知られていない交配時に気を付けておくべきことがたくさんあります。ここではそういった注意点について紹介していきます。

ミニチュアダックスフンドの交配時に気をつけるべき『血統書』の問題

交配に使用するオスとメスの毛質、そして毛色の問題は遺伝子疾患やスタンダードにも直結する問題です。
日本のミニチュアダックスフンドもこの問題を避けて通ることができず、かつてはワイアーとロングの交配さえ行われたことがありました。

血統書上には記載されていないケースもありますがこれは故意に隠蔽された部分がある証拠であり、記録も正確さを欠くものが多く見られます。当然血統書の信頼性を欠く行為なので認められませんが、実際に起こしているものを証明するのは難しいものです。
その為、血統書にどこまでの世代が書かれているかを元にして、血統書の正当性を見極めましょう。主観ですが、初代から8世代、不明瞭な部分がなければ信頼できる血統書といえましょう。

このような嘘混じりの血統書が出回っているのは、ブリーダーに紛れてただ犬を増やせば良いと考える『増殖家』とも呼ばれる人たちがいるせいでもあります。
ブリーダーは血統書の内容と正当性の重要性を理解しているのに対し、増殖家は理解せずにただ『産めよ増やせよ』で増殖させて利益を得るため、血統書に不都合も生じるのです。
ミニチュアダックスフンドは現在、ジャパンケネルクラブでも登録件数上位に入る人気犬種。そのため、このような増殖家によって血統の明らかではないミニチュアダックスフンドが増えていることは、頭の痛い問題でもあるのです。

交配犬の毛色次第ではドッグショーで弾かれる

交配犬の毛色も問題点の多い部分です。
犬のスタンダードにはアメリカ式(アメリカンケネルクラブ、AKC)とイギリス式(ザ・ケネルクラブ、KC)、そして日本式(ジャパンケネルクラブ)がありますが、どのスタンスを取っても問題はありません。
ただし、日本で登録する以上はジャパンケネルクラブのお世話になるので、ある程度は把握しておく必要も出てきます。

AKCもKCもスタンダードの違いがありますが、AKCもKCは毛色に関して厳格に取り決めています。
例えばダップル同士を交配させる『ダブルダップル』の場合、胸の白斑は許容されていますが、他の団体ではダブルダップルやパイボールド(白黒の斑がはっきり分かれている毛色)ではドッグショーに出場で切れも入賞することはできません。スタンダードからはずれるだけではなく、遺伝疾患を起こしやすいという原因からくるものです。
同じように異なる毛質同士の犬が交配し、生まれた犬もドッグショーで入賞することができません。
これも遺伝疾患を防ぎ、ミニチュアダックスフンドの血統を維持するためといえますが、それでも品性や運動力を二の次にし、外見で除外するというのはいささか理不尽とも思えます。

交配によって生じる目の色

ダップル同士の交配を禁じている一方色素異常を起こすと言われている『ブラック&タン』の父親祖先の色については言及されていません。ブラック&タンに関しては色素に問題はないと言われていますが、隔世遺伝によって疾患が生じる場合もあり、このような場合でも血統書がある程度役に立つのです。(とはいえ、毛色について記載がなければ無意味ですが)

色素は毛色だけではなく、目の色にも影響します。従来の色や視力なら問題ありませんが、生まれ付き視力が弱かったり、目が見えない犬が生まれることも交配する犬の種類によって起こりえます。
ただし、色素による遺伝子異常はまだ情報が少なく、これから啓発すべき点であると考えています。

ひとまずは遺伝疾患の起きやすいダブルダップル(ダップル同士の交配)は避けましょう。

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